冬至と腊八
「冬至」と「腊八」は、冬に入りお正月(旧正月)までの間の大事な祭りの日です。

冬至節(dong1zhi4jie2)

「 一九二九不出手,      (一九二九は手を出せないほど寒い)
 三九四九氷上走,      (三九四九は氷の上で歩く)
 五九六九隔河看柳,     (五九六九は河向こうの柳が芽生え始める)
 七九河開,            (七九は河の上の氷が溶ける)
 八九雁来,           (八九は雁が帰って来る)
 九九八十一,          (九九八十一日になったら)
 耕牛遍地走。」        (田畑を耕す牛があちこちで走る)
 
 
これは、中国の民間で伝わっている「九九消寒歌」で、厳しい冬から、春が訪れるまでの気象の変化を、生き生きと表現されています。
 では、この81日間は、どこから数え始めるのでしょうか?
「一九」から「九九」までは、冬至(毎年12月22日か23日ですが、2005年は22日の木曜日です。)から数え始め、掛け算の9の段のように、9日間をひと単位として、「一九」、「二九」・・・と続き、「九九」81日目になる頃、花が咲く春がやってくるという意味です。
 「冬至」は、文字通り冬が極限に至り、一年中最も夜の長い日で、季節の変わり目でもあります。冬至が過ぎると、太陽が北の方に移り、昼間がだんだん長くなります。昼間が長くなるというのは、「陽気上昇」、とても縁起がよく、吉のある日とも思われます。
 農暦の11月(西暦の12月あたり)に入ると、収穫した穀物は倉に入り、農民達はやっと一息つけるようになります。来年も豊作でありますよう、冬至でお祝いをする風習は、中国の古代から今日まで、すでに2000年余りの歴史があります。
 この日、お正月のように一家団欒、収穫したものでご馳走を作ります。中国の南方では、「湯圓(タンユェン)」、ワンタンなどをたべますが、北方では、やはり水餃子が主流です。特に、羊肉の餃子は、体を温めてくれるので人気です。

腊八節(La4ba1jie2)

中国のお店で見かけた腊八粥の販売コーナー


農暦の12月は、また「腊月(ラーユェー)」とも呼びます。「腊」は、もともと中国古代の祭典の一つで、大体12月中に行われるので、腊月ともいうようになりました。南北朝の時代から、この祭りは8つの神がいるので、8日の日に行う事を決めました。これが「腊八節(ラーバージェー)」の由来です。東漢初年,インドから仏教が中国に伝わって来ました。農暦の12月8日は、釈迦様の成仏の日であり、その日に「腊八粥」を食べる習慣も、その時代から、伝ってきました。

腊八粥の材料


腊八粥


「腊八粥」は、「七宝五味粥」ともいい、いろんな雑穀、米、豆、ドライフルーツを入れて煮たてます。これらのものは、もともと仏教のお供え物でもありますので、「仏粥」、「福徳粥」とも呼ばれています。地方によって、入れるものと味は多少違いますが、近代では、トウモロコシ、ハトムギ、大麦、黒米、小豆、緑豆などもよく入れます。腊八の前の日から、雑穀や米類、豆類をきれいに洗って、一晩水につけます。腊八の朝から、まず、雑穀類と豆類を先に半熟まで煮たてて、次は米や粟を入れ、最後に棗、栗、蓮の実、竜眼、干し葡萄などのドライフルーツとお砂糖を入れて、強火でとろみが出るまで煮たてます。できたら、まず仏のお供え物用に、器に入れ,それから、親戚、近所、客用の分を取ります。すべては午前中に終わらせなければならない。最後に、一家そろって腊八粥を食べます。
 腊八から、正月まで、あと約3週間,お正月の準備や仕込みも始めなければならないので、体に十分な栄養を与えて、元気で新年を迎えられますようという意味が込められています。今度の腊八は2006年1月7日です。

中国雑貨 メイブリッジ・ジャパン
【2005/12/20 16:59】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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